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トータルハウジング総建
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豆知識

《第1話》地盤調査方法

地盤調査。それは安心で安全な住まい造りの第一歩です。建物の基礎は極めて重要な構造体であり、その基礎設計を行うためには地盤調査が必要不可欠です。

トータルハウジング総建では、一般的なスウェーデン式サウンディング方式では、地盤調査をしません。確かに、実際にロッドを地面にねじ込むという点ではいいのですが、調査する人間の感覚に頼る部分が多く、常に調査員の経験に左右されます。また、最近では人が直接調査せず、機械がねじ込む場合があります。これでは一番大切な人間の感覚が得られないので、調査結果に疑問も残ります。そこで、トータルハウジング総建では、表面波(弾性波)の性質を利用した表面波探査方式で、地盤調査を行っております。

表面波探査の特徴

◎駐車場や道路などのアスファルト上であっても調査することができます。
◎地中にガレキや礫層、岩盤があっても調査することができます。
◎表層地盤改良工事後の土地であっても調査することができます。
表面波探査では以下のことがわかります。
◎地盤の強度(地耐力 kN/u)
 住宅の長期安定を図るためには、「接地圧<地盤強度」となる基礎を設計が必要です。
◎地盤のゆるみ(深さ、大きさ、分布等)
 局部的に地盤がゆるんでいる場合、不同沈下の原因となる場合があります。
◎地層構造(支持地盤の傾き等)
 支持地盤が傾斜している場合は不同沈下の原因となる場合があります。

表面波探査機による調査方法

探査原理
◎弾性波(弾性体【地盤】を伝わる振動波)には、硬い物ほど速く伝わるという性質があります。
◎本調査で計測するレイリー波(表面波)には、地表より一定の厚さで伝わっていく性質があり、その厚さは振動の周波数(波長)に依存します。よって、異なる周波数(波長)の表面波を計測することで、地表から深部地盤に至るあらゆる深度における表面波伝播速度を計測することができます。
計測方法
◎起振機またはウエイトの落下により人工地震波を発生させ、2個の検出器で表面波(レイリー波)をとらえ、地盤を伝わる表面波の速度を計測します。ここで計測するのは検出区間を通過した振動の周波数およびその位相(時間差)です。2個の検出器間を通過した時間差とその設置間隔により、通過した表面波の速度を算出します。
◎計測したデ−タは、フロッピィディスクやハードディスクなどに記録して持ち帰り、解析作業に移ります。

表面波速度データの解析

解析
◎持ち帰った計測データを解析用コンピュータに取り込み、専用に開発したシステムを用いて、表面波速度を解析し、地耐力を算出するために開発した解析用ソフトウェアにて計測データを解析します。
◎解析結果は、速度区分による推定断面図に長期許容応力度(地耐力)として表記されます。

解析結果の出力

◎計測データを解析し、速度柱状図を作成します。
速度解析
◎計測データの速度変化を読みとりながら、表面波速度データを解析していきます。この表面波速度が、速ければ速いほど、地盤の強度は高いと言えます。
◎地耐力50kN/uは、1平方メートルあたり、5トンでの荷重に耐えられる地盤であるということです。
◎計測データおよび解析結果をプリントアウトします。
解析結果の印刷
◎解析結果を表現するにあたり、計測地点における深度区間における表面波の区間速度や地耐力を記載した柱状図を作成します。
◎通常の宅地地盤調査であれば複数点調査しますので、それらの柱状図を並べ、地盤の層区分を加えた推定断面図を作成します。・推定断面図では、調査地地盤構造の概略が把握できます。
推定断面図
◎印刷された推定断面図より、基礎敷設深度における地盤強度の評価、局部的な地盤の緩みなどがないかを確認します。
◎ 推定断面図中の層区分などから支持地盤の傾斜などを検討します。
 以上のような工程を経て、0.00m〜10.00mまで、1cm単位の地層、1kN/uまで、細かく知ることが出来ます。地盤改良のおおよその目安としては、全体的に地盤が均一な地層で、1平方メートル辺り、50kNあれば、問題が無いとされます。
 
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