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《第6話》遮断熱住宅

私達、トータルハウジング総建は、早くから「遮熱断熱材」である、AIRINシステム(AIRIN赤外線反射構造)のご提案を致してまいりましが、この度、改めて、ご提案いたしますのは、遮熱型透湿・防水シートの採用です。遮熱型透湿・防水シートとは、高い透湿性能を維持しながら輻射熱をカットして住宅内部の温度を快適に保つという目的の為に開発された特殊シートで、従来の透湿防水シートにアルミを特殊技術で蒸着させ、遮熱効果を持たせた商品です。屋根には、従来どおりAIRINシステム(AIRIN赤外線反射構造)を使い、この遮熱型透湿・防水シートを、壁などに採用する事によって、『夏涼しく、冬暖かい』住宅づくりに大きく貢献します。 そこで、今一度、断熱の仕組みについて、ご説明して行きましょう。

高気密の課題・・・揮発性物質と換気量

住宅建築における「断熱の技術」はようやく曲がり角に差し掛かってきました。
最近までは高気密高断熱が究極の技術のようにもてはやされてきたが、建築基準法の改正と共に、高気密の問題点が大きくクローズアップされ出して、一転して数倍もの換気が義務付けられ、更に換気を止めぬように「スイッチを操作できないところに設けては」などと、妖しい話まで飛び出してきているそうです。気密を高める事によるVOC等の揮発性物質の問題が大きな矛盾とされだしたからです。

そもそも断熱も気密も、目指すところは省エネであり、暖房負荷や冷房負荷の軽減が目的です。
大変に手間のかかる作業と、決して安くない施工費を費やして気密を高めておいて、そのうえで換気を大幅に増やすという矛盾を「おかしい」と思わなければ、まず感覚がおかしいと言わざるを得ません。

それに熱交換型の換気扇というものは、まだ熱の交換率が低く、対流式の暖房の熱などはかなり逃がしてしまうため、経済的とは言えず、またそれ自体が24時間回り続ける事自体、大いに無駄で、換気箇所が大幅に増えている現状では、良い方法とは言えないのではないでしょうか。
しかしながら換気を回し続けなければ室内の空気は汚染されたままで健康に障害をもたらしてしまいます。省エネを目指すはずの高気密高断熱という住宅は、このような問題を孕みながらも現在も建築され続けています。

熱の三原則・・・「伝導・対流・放射」

ここで改めて「断熱技術」というものを考え直すべき時にきていると、考えるべきではないでしょうか。科学の基本である「熱の移動」つまり「熱の伝わり方」には、「伝導」・「対流」・「放射」の3種類があることはほとんどの人が知っていることですが、実は驚く事に、この基本中の基本である3種類のうち、実際に活用されている技術は2種類しかありません。つまり、放射、あるいは反射という概念がそっくり抜け落ちているのが現状です。現在市販されている断熱材の中で、十分な放射熱に対する対策がとられているものは、皆無に等しく、建築においても「伝導」・「対流」ばかりを追いかけています。「放射熱」というまでもなく「赤外線」対策がここまで置き去りにされていたのか、不思議なくらいであり、この放射による熱損失が意外なほど大きいのをご存知でしょうか。

壁体内の熱損失・・・空間を持つ場合

右の図は「伝導」・「対流」・「放射」の熱損失量を表しています。赤外線がいかに重要か忘れてはならない。壁体での構造で、例えば数ミリの空間でもある構造だと、熱損失のうちに占める放射による熱損失は全体の60%にも及ぶ事が米国の実験で報告されており、決して見逃してはならない大切なポイントです。

断熱材は熱を止めていない!?実は熱減速材なのです。断熱材が熱を止めていないなんて誰もが考えもしないことではありますが、断熱材では完璧に熱を止めることは出来ません。断熱材は熱抵抗体でしかなく、熱の伝わる速度を遅くする熱減速材でしかありません。

遮熱のメカニズム・・・夏に涼しいのはなぜ?

従来、高気密・高断熱と呼ばれる住宅であっても、熱は外装材から室内側まで伝わり、「赤外線」として、室内へ放出していました。アルミはその「赤外線」の反射率が高く、室内への赤外線放出量を低減します。赤外線の反射率は物性により異なります。 反射率が高いアルミを、蒸着させた遮熱型透湿・防水シートは夏場に住宅を涼しくする効果があります。


遮熱のメカニズム・・・冬に暖かいのはなぜ?

例え高気密・高断熱の住宅であっても、赤外線放射による熱損失は避けられません。室内の熱エネルギーは、やがて赤外線として、屋外へ(温度が低い方へ)放射されます。この放射が多ければ多いほど、物質は早く冷えます。 放射率が低い、アルミを蒸着させた遮熱型透湿・防水シートは冬場に住宅を暖かくする効果があります。

室温 = 体感温度 ではない!?

クーラーで室温を下げても暑い、暖房で室温を上げても寒いという経験があるかと思います。そのひとつの要因として、私たちの身の回りの物体から放出される輻射熱(赤外線)量の影響と言われています。一般にその体感温度とは、下の数式で表される事があります。
(*)実際の体感温度は個人差があり、他の要因(湿度、風の影響)も考慮する必要があります。また室内においては、壁や天井との距離にも左右されます。

室温が高くても、天井、壁、床の温度が低ければ、快適に感じる、一方、室温が低くても、周辺の温度が高く保たれていれば快適に感じるという事です。例えば、夏の炎天下、日陰に非難すると涼しく感じるように、輻射熱量を抑える事で体感温度は大きく変化します。

遮熱型透湿・防水シートは、赤外線を上手にコントロールし、エコロジーで快適な住まいづくりに貢献します。

 
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